この記事では、古民家購入に向けてのプロセスを紹介します。
古民家購入の準備
古民家探し
まず、古民家を購入する時、どうされますか?
知り合いに不動産関係者が居るので、その人に聞いてみる?
実は、不動産関係者に聞いたのですが、古民家は、売り物件として出にくいんです。
その理由は、古民家の売主と地域住民の関係があるからなんです。
田舎は、今でも大なり小なり変化を好まない風潮があります。
今までのコミュニティを壊したくないとか、外国人が来たらどうしようとか。
古民家を売りたい人も、簡単に売りますよとは、ならないんです。
ごくたまに、不動産サイトなどで古民家が出ている場合があります。
しかし、値段は高額です。
古民家の値段が高額になる理由
なぜ、不動産サイトに出てくる古民家は、高額なのか?
その理由は、古民家の場合、仲介ではないからです。
通常、家の売主と買主の間に不動産業者が入って仲介料が発生となります。
実際に田舎にお住まいの方から聞いたのですが、「古民家、即金で買います」といったチラシが入るそうです。
そこで、相続したけど田舎にはもう住まないなといった方が、いくらでもいいから買い取ってほしいとなるわけです。
そこで不動産業者が、購入します。結構、安値で。
その時点で、不動産業者が所有者となります。
で、不動産業者が販売するとどうなるのか?
販売価格に対しての税率が変わるのです。
通常、長期に住んでいた家を販売した売主には、減税措置があります。
しかし、不動産会社は、取得後に住むことなく販売するので、販売価格に対しての税金負担が大きくなります。
そこに利益をのせたり、必要経費(残置物の処分や境界の確定等)の費用が上乗せになるために、高額になってしまうのです。
古民家の探し方
では、どのようにして購入費用を抑えて古民家を購入するか?
今は、田舎の市町村には、「空き家バンク制度」というものがあります。
これは、行政から委託を受けた空き家コンシェルジュが、田舎の売主と買主の橋渡しをする制度です。
ですので、利益を生む行為ではないので、販売価格は、売主と買主の話し合いで決まります。
私は、奈良県で古民家を探していましたので、上記リンクの空き家バンクを利用しました。
対応いただいているコンシェルジュさんは、とても親切な方で、親身になって相談にのってくださいました。
気に入った古民家が見つかったら?
まず、空き家バンクのルールとして利用者登録が、必要になります。
利用者登録をしておかないと、内覧もできませんし、詳しいことも教えてもらえません。
利用者登録には、おおよそ1か月程度(暴力団でないかの調査等)かかります。
利用者登録をして、初めて利用することができます。
ここで厄介なのが、紹介している市町村ごとに登録する必要があります。
なので、まずは、住んでみたい場所をある程度決めて、利用者登録を先にしておく事をお勧めします。
私も利用者登録が遅れて、気に入った物件を逃した事がありました。
まとめ
空き家バンクを利用した方法をご紹介しました。
古民家を所有している知り合いから購入できるとか、紹介してもらえるなどで破格で購入できるケースもあります。
しかし、普通に生きていて、なかなかそんなチャンスもありません。
古民家の購入を検討されている方は、まず、空き家バンクでの検討をお勧めします。
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