気になる古民家を見つけたら(土地編)
付帯施設に何があるか?
空き家サイト等で物件情報を見ていると田や畑、山林等が表記されている場合があります。
古民家の庭先にある畑は、問題ないのですが、単独で畑や田、裏山といった部分が古民家と一緒についてくる場合があります。
一見、お得に見えるのですが、所有権移転ができるかどうかという問題があるのです。
土地の地目を調べよう
気になる古民家が見つかって、利用者登録が済んでいる場合、コンシェルジュに聞くことができます。
そこで登記上の地目を確認してください。
その際、地目が「田」や「畑」がある場合は、次の事に注意しましょう。
田や畑の所有権移転
本来、「田」や「畑」は、誰でも買ったから所有できるわけではありません。
法的に「農家人」となっている人しか所有できません。※相続は別
田舎移住を考えている人ですでに田をいくつも所有していて農業を営んでいる人は、居ないと思います。
私と同じくサラリーマン等で農業とは無縁の方ばかりだと思います。
そうなると、付帯される土地をせっかく買っても所有権移転できない場合があります。
もし、それらの土地がある場合は、当該地の役所にある「農業委員会」に確認しましょう。
地域差はあありますが、農業委員会での手続きを行えば、農家人でなくても所有できる場合があります。
私の場合は、農業委員会に問い合わせた結果、手続きを行えば、所有権移転ができるようになりました。
最近は、移住も多いので、おそらく柔軟な対応をしてもらえるのかなと思います。
まとめ
古民家を購入する場合は、古民家だけに目を向けるのではなく、付帯される土地にも目を向けましょう。
また、それらの土地がついてくると嬉しいですが、購入後は、それらを維持管理していく必要があります。
また、田や畑は、農業振興地に指定されていると、簡単に地目変更等を行えない場合があります。
古民家だからと言って、簡単に考えず、古民家だからこそ色々と調べる必要があることを覚えておきましょう。
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